小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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◆bhlju8wMK6
[saga]
2022/05/24(火) 23:27:06.00 ID:bTM3bRGi0
スタスタ ザッザッ……
???「本当に……生きていたんだな、トール!」ザッ
トール「その声…… エルマ!?」チラッ
エルマ「その通り。私の事、覚えていたか…… 久方振りだな」
トール「エルマ、あなたも来て…… ん?」
ファフニール「………………」ムスッ
トール「え、ファフニールさんも!?」
ファフニール「………………何だ」ギロッ
トール「あ、いえ、あなたも来てくれたんだな、と……」
ファフニール「………………フン」プイッ
トール「ハハ……(ファフニールさんは私の事を忘れていたはずでは……?)」
トール「……えっと、とりあえずこれで全員ですか、ルコアさん?」チラッ
ルコア「いや、後一名…… ファフニール君、あの方は?」
ファフニール「問題ない、すぐ来る」
ルコア「いや、そーじゃなくて。君にはあの方の介助をお願いしてたはずなんだけど〜?」プクー
ファフニール「馬鹿を言え。そこらの凡骨ならまだしも、王種たるモノに介添えなどむしろ礼を失するというものだ」フンッ
ルコア「ふ〜ん……? ……混沌の邪竜を自称する割に、結構お堅いというか、面子や体裁にうるさいよね、君って」
ファフニール「黙れ」ゴゴゴゴゴ
ルコア「……まあ、そうだね。あの方ほどの立場の者に関しては、その意見も一理あるか」
トール「あの方? 王種って一体、誰が――」ピクッ
カツン……カツン……
トール(歩道の方から誰かが、ゆっくり歩いてくる音……)
カツン……カツン……
トール(……? この、馴染みがあるけど思い出し切れない気配は……)
終焉帝「………………」ユラリ…… カツン……カツン……
トール「え―― お父さん!?」
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