小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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124: ◆bhlju8wMK6[saga]
2021/11/28(日) 17:10:39.35 ID:bo7Z/2J70

トール「! それは―― え、でもなんで急に、半年もしてから――?」

滝谷「事の次第はこうさ。まず僕達二人が会社を辞めてから半年で、僕達がいた部署の成績はそれはもうガタ落ちしていた」

トール「ガタ落ち……ですか。ああ、それはまあ、当然……ですかね」

滝谷「ああ、当然と言えば当然さ。
   小林さんは部署のエース選手だったし、小林さん程ではないけど、僕もそれなりの業務量を担っていた古株だったからね。
   その二人が片方だけならまだしも、両方とも同時に抜けたんだ―― 業務に深刻な穴が空くのは避けられなかった」

滝谷「さしもの所長も、あまりのガタ落ちっぷりに成績を誤魔化すのも限界だった様でね。部署の異常は、会社上層部の知る所となった」

トール「ふむふむ」

滝谷「改めて上層部が部署の内部事情を調べると、僕達が辞めた直後に業務が成り立たなくなり始めている事がすぐに判明した。
   いよいよおかしいと感じた上層部は、部署の事に所長の事、そして僕達の事について徹底的に調べ直したそうだ」

トール「! それって、つまり……!」パアッ

滝谷「ああ。それにより所長のパワハラや隠蔽などの所業は明るみに出て、晴れて小林さんの名誉は回復されたって訳さ」

トール「〜〜……………!!」ウルウル

小林「あはは…… そんな、泣きそうにならなくても」ハハッ

トール「だって…… だっでぇ……」グスグス

トール「良がっだ…… 本当に良がっだでず、小林さん……!」ベソベソ

小林「あはは、もう…… うん、ありがとね、トールちゃん」ニッ




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