【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「私はこの絆を諦めません」【安価進行】
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344: ◆zbOQ645F4s[saga]
2021/08/05(木) 22:09:56.40 ID:B6IyU65v0

雛菜「ホント雛菜はずっと円香先輩のことが分かんないままだったよ、透先輩も小糸ちゃんも他の誰かを殺せなんて言うわけないのに……円香先輩は雛菜の事なんにも聞いてくれないんだもん」

雛菜「最後まで円香先輩の事、雛菜はずっと嫌い……だと思いたかったよ」

灯織「……」

雛菜「……本当に円香先輩のことが嫌いなら、涙を流したりなんかしないよ」


雛菜に声をかけるわけにもいかず、私たちは雛菜のその背中を見守ることしかできなかった。
でも、その背中の小刻みな震え、すすり上げるような水音が微かに聞こえる所から見ても、雛菜の表情は想像できた。


雛菜「幼馴染みんないなくなっちゃったら雛菜一人になっちゃうじゃん……本当に円香先輩ってば無責任〜……」

雛菜「…………」

雛菜「はいっ!終わり〜〜〜〜!!」

灯織「ひ、雛菜……?無理しなくても……」

雛菜「無理なんかしてない〜〜〜!むしろ、円香先輩が死んじゃったからこそ、雛菜は燃えてるんですよね〜〜〜〜!」

雛菜「透先輩も、小糸ちゃんも、円香先輩も……みんなみんないなくなっちゃったから……だからこそ、雛菜が頑張らないと……絆が無駄になっちゃう、でしょ〜?」

灯織「……!!」

雛菜「円香先輩からしたら絆なんてありがた迷惑かもしれないけど〜、でも雛菜はちゃんと円香先輩のために戦いたいって思うから〜!」


雛菜が口にしたのは私がこれまでにもなんども口にした言葉。
樋口さんの死を前にこの言葉を口にするのは、私にはためらわれた。

この言葉は樋口さんにとっては目の敵のシンボルのようなものだったから。それを口にする権利は、雛菜にしかない。



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