【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 12巡目
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762: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/10/16(土) 00:42:35.05 ID:iWe5HSB90
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アイナ「……………………」
ぽかん、とお姉ちゃんが口を開けて固まってしまった。
ユウナ「お、お姉ちゃーん……?」
ツンツン、と頬っぺたを突いてみる。動かない。
……えいっ! 頬っぺたを引っ張ってみる。
アイナ「……にゃにするにょよ」
ユウナ「うわっ! ごめんなさい!」
アイナ「全く……ええっと? その……崩壊しちゃったダンジョンの奥に必要なものがあるのね?」
ユウナ「うん、けど瓦礫で全部塞がっちゃってどうしようかなーって……」
アイナ「……」
また固まってしまった。けど……なんだろう、凄いお姉ちゃん苦しそうな表情してる……?
ユウナ「お、お姉ちゃ――」
アイナ「私なら……その瓦礫をどうにか出来る……と思うわよ?」
ユウナ「え……!?」
お、お姉ちゃん本当に!? あ、あの瓦礫を!? 思わずお姉ちゃんの手をギュッと握ってしまう!
アイナ「ひゃっ……え、ええ。そういうモノを撤去するのは得意だから……多分、出来ると思う」
ユウナ「凄い凄い! 流石お姉ちゃん!」
お姉ちゃん凄い! どうすればいいのか何にも分かんなかったのに……さっすが!
アイナ「それじゃあ……明後日までには瓦礫はどうにかしておくわね。ちょっと時間掛かっちゃうかもだけど、ごめんね?」
ユウナ「いいよいいよ! 本当にありがとうお姉ちゃん! ええっと、じゃあお礼に今度ごはん奢ってあげるね! 食べ放題とか食べよう!」
アイナ「ふふっ……それは楽しみね」
ご飯の約束をして、ぼくはお姉ちゃんと別れた……いやぁ本当に良かった! これでどうにか神の身体を手に入れられるぞ……! お姉ちゃん本当にすごいなぁ!
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