【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 12巡目
↓ 1- 覧 板 20
646: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/09/24(金) 02:24:34.01 ID:y1uvfxwU0
アルバーレン「今回とても愉快な――じゃなくて、怪盗ロディナが狙っているのは私のギルドの宝物子に眠る宝石『星の涙』だ」
そう言いながら彼は一枚の写真を取り出してテーブルの上に置いた。
ユウナ「おー……! なんかすっごい綺麗だよワイズ!」
アルバーレン「はははそうだろうそうだろう。深い青色の中に黄色い粒のようなものが光って見えることから星の流した涙と例えられてこの宝石は星の涙と呼ばれてだね」
おおっといけないいけない、と言って彼はまた口を閉じた。誰かにあまり喋らないように言われたりしてるのだろうか?
アルバーレン「……この宝石は私のギルドの財産の一部でね、たとえ一部だとしても面白い怪盗に取られるわけにはいかない! と、言うわけで君たちにはこの怪盗を捕まえてほしいんだよ!」
勢いよく立ち上がりながらそう叫ぶアルバーレンさん、グッと握りこぶしを作っているところからその宝石がどれだけ大事かが伝わってくる――。
ベルフェ「で? 本音は? ほらぶっちゃけちゃえよ」
アルバーレン「正直こんな面白い予告をしてくる怪盗にだったら宝石の一つや二つあげても良いんだけど部下に凄い怒られたから仕方なくこんなことをしている! 君たちも思うだろ! 怪盗とか凄い面白いって!」
あー………………凄い目が輝いてる。
ベルフェ「な? コイツ何というかヤバイっていうかキモイだろ?」
ワイズ「いやキモイとは思わないけど……ううん」
僕の周りにはまともな人とちょっと頭の螺子が外れてる人の二種類が居るけどこの人は後者だ……懐が広い……って言うのかなぁこういうのは。
ユウナ「質問です! それじゃあ……捕まえないほうが良いんですか? ロディナさん」
アルバーレン「私個人としては捕まえないでいて欲しいけどそれはそれこれはこれだ! それにそのクエストを勝手に提出して本人も書いているだろう? 捕まえてごらん! と!」
ユウナ「捕まえていいんですね! よぉしそれじゃあぼく頑張りますね!」
1002Res/385.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20