【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 12巡目
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633: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/09/20(月) 00:53:34.01 ID:rbsAaL7P0
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ローア「どうです? 自分が人間か異種族か見極めるために……これからも会って話しませんか?」
珈琲を飲み終わりどうしたものかと考えたとき、彼女から提案があった。
アベル「……どういう意図だ?」
ローア「何がですか?」
アベル「なぜそうもこの俺と話そうとする、お前からしたらもう今日話せて満足しただろう。何故この俺に有利な提案をわざわざ」
ローア「だって自分、まだまだ話したいことが沢山あるんですよ? それで貴方は自分のことを疑っている……自分は貴方と話せて、貴方は自分を見極め監視が出来る……ウィンウィンの関係じゃないですか?」
堂々と胸を張った態度は実に好ましいが――その堂々とした態度に何か裏があるのではないかと疑いが深まる。
……まあ良いだろう、何か思惑があるのだとしたらそれ事切り裂いて断罪をしよう。
ローア「それじゃあどうしましょうか? ええっと、自分は何時でも大丈夫なんですけど貴方の都合とか……」
アベル「俺も何時でも大丈夫だそちらに合わせよう」
ローア「……え、騎士としての仕事は大丈夫なんですか?」
アベル「これこそ騎士としての仕事の一環だ」
ローア「おお……そ、そうですか。じゃあええっとこの日に――――」
こうして俺は彼女とまた会う約束をした。この俺の仕事を気にしていたが彼女の仕事は大丈夫なのだろうか。
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