北条加蓮「藍子と」高森藍子「今日もカフェテラスで」
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101:第43話 高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「1月のカフェで」[sage saga]
2021/05/23(日) 15:24:39.87 ID:Od8DbOFm0
藍子「いつも通りのお喋りを、そのままお届けするというコンセプトですよ?」

加蓮「いいからっ。おたよりはないの?」

藍子「む〜……。『おふたりは、昨日どんな夢を見ましたか?』」

加蓮「昨日見た夢かー。……実は私、昨日すごい夢を見ちゃったんだよね」

藍子「……! どんなお話が出てくるのでしょうか……」

加蓮「夢の中で、私はカフェにいるの。今いる場所みたいに、何人かがけのテーブル席で……藍子はいないんだけどね。テーブルには食べ終わったパフェと、あとプリンのお皿もあったかな」

加蓮「普通のカフェと違うのは、外が真っ白だってこと。壁も天井もない、ぜんぶ真っ白な空間なんだ……」

加蓮「藍子はいない、店員さんも他のお客さんも、誰もいない。ここどこ? 不安になるんだけど、すぐにこれが夢かもって思えるようにもなるの」

加蓮「で……夢の中で、自分が夢を見てるって気付いたら、不思議なことが起きたりできたりするって言うよね」

加蓮「ここが夢の中の、カフェと呼べるような呼べないような場所だと気がついた加蓮ちゃんは――」

藍子「か、加蓮ちゃんは……!!」

加蓮「そこで目が覚めました」

藍子「そこで、目が覚めたんですね。……………………はい?」

加蓮「おわり」

藍子「……あの……それだけ?」

加蓮「それだけだよ? あ、目が覚めたらまだ朝の4時だったからもっかい寝たけど、その時の夢は覚えてないっけ」

藍子「…………」

加蓮「で、数時間したら藍子の着信に叩き起こされました。……どしたの藍子? そんな恐い顔――待って待ってっ。みんな、リプライで炎上させるのはダメだよっ。私はあのピンク髪と違うんだから! ほら、今のもこうやって藍子に話している内容をそのまま言っただけで、」

藍子「そこまで想像して言えるなら、そうやって人をその気にさせるようなことっ……加蓮ちゃん〜〜〜〜っ!!!」

加蓮「うわ!? 藍子、掴みかかってこないでっ。放送事故になるから!!」


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