230: ◆LWJMZhhGCoS.[saga]
2021/06/01(火) 21:24:59.85 ID:FmJj3LW9O
九十九「……ところで、闇市クンは何でここに?」
闇市「……いてはいけませんか?」
九十九「い、いや、そういうわけじゃなくて……」
闇市「ふふふ……冗談ですよ」
闇市「……実は、九十九さんに、私の怪談を聞いていただきたいのです」
闇市「……今日が、最後の講演になるかもしれませんからね……」
九十九「闇市クン……」
九十九(そうか……闇市クンは【喉】を……)
九十九「……うん、ボクで良ければ、喜んで」
闇市「ふふふ……良かったです」
闇市「それでは……始めましょうか。九十九さんだけの特別怪談ショーです」
闇市「……言っておきますが、怖いですよ?」
九十九「ははは……お手柔らかに……」
九十九(……そして、闇市クンの怪談ショーが始まった)
九十九(闇市クンの言う通り……闇市クンの話す怪談は本当に怖かった)
九十九(でも、それだけじゃない……どこか惹き込まれてしまう魅力がある。闇市クンの語りから、耳を逸らせないというか……)
九十九(これが……【超高校級の怪談師】の実力なんだ……)
闇市「……と、ここまでにしておきましょうか」
闇市「そろそろ九十九さんも限界のようですし……」
九十九「……そ、そんな事ないよ?」
闇市「ふふふ……いえ、止めておきましょう。もう夜時間になりそうですし……」
九十九「そ、そう?」
九十九(……本当はありがたかった。怪談は苦手ではないけど、流石に怖いや……)
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