2:名無しNIPPER
2021/05/17(月) 01:42:58.70 ID:qMpIqN95O
側近「魔王様、連れて来ました。ほら、来い」
黒騎士「ど、どうも……お初にお目にかかります、魔王様。黒騎士と申します」
側近「彼は様々な攻撃系、回復系、補助系呪文に長けており、剣の腕も一流です」
側近「そして、得意な呪文がドルマ系ということもあり、勇者とは対になるような存在かと」
魔王「ほう、なるほど……そなた、黒騎士と言ったな?」
黒騎士「は、はい」
魔王「よし、そなたを魔王軍の勇者に任命する」
黒騎士「えぇ……お、俺がですか?」
魔王「不服か?」
黒騎士「……いえ、そんな事は」
側近「それで、魔王様。勇者パーティは普通、勇者、戦士、魔法使い、僧侶の4人が定石ですが、残りの三人はどうしますか?」
魔王「ふむ、それなら、黒騎士に選ばせよう」
黒騎士「ええ!? 俺がですか!?」
魔王「不服か?」
黒騎士「…………いえ、そんな事は」
魔王「よし、それでは選んでくるがよい。他の魔物達にはこの事を伝えておく」
魔王「集まったら、再び我の所へ戻ってこい」
黒騎士「……把握いたしました、それでは」スタスタ
魔王「……」
側近「不服か? って言葉、ハマってるんですか?」
魔王「これ言っときゃ全員言うこと聞くからな」
側近「人生イージーモードですね」
魔王「そうでもないさ」
31Res/18.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20