狐娘「妾は老いることも死ぬこともないケモノじゃ」
↓ 1- 覧 板 20
53: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/20(木) 00:54:28.36 ID:0sLGfUdN0
ーーー翌日 人工林ーーー
男「……」ザッザッ
幼馴染「へぇ〜こんな道初めて通ったかも。小さい頃遊び尽くしたと思ってたんだけどね。知らない間に工事でもしてたのかな」ザッザッ
男「単に忘れてるだけとか」
幼馴染「それはない。男と一緒に遊んだ場所だもの」
幼馴染「でさ、あとどれくらいで着くの?お姉さん早く狐さんに会いたいんだけど♪」
男「もうそろそろ。この先の………あ」
幼馴染「ん?」
男「…いなくなってる」
幼馴染「ここにいたんだ」
男「うん。そう、この茂みの裏に…」
男(当然、いるわけない)
男(昨日一晩どうやって誤魔化すか考えた末に至った結論は、狐が逃げたことにする、だった)
男(最初から無いものを見せられるわけないし……もっとうまい言い訳が出来てればな…)
幼馴染「んーでもさ、何かがいた跡っていう跡も見当たらないね」
男「まあ、それは…ずっと同じ場所に座ってたわけでもないから」
幼馴染「男」
男「う、うん」
幼馴染「ちょっと探してみよっか。まだ近くにいるかもしれないよ?」
.........
203Res/177.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20