狐娘「妾は老いることも死ぬこともないケモノじゃ」
↓ 1- 覧 板 20
33: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/15(土) 03:29:38.15 ID:mXZF2/3A0
男「…明日もまた来ます」
狐娘「……」
男「来ますね?」
狐娘「聞こえておる」
男「明日は!…もうちょっとマシな顔で来ますから」
男「じゃあ、また!」
タッタッタッ...
狐娘「……行ったか」
狐娘「呪いを退ける人間。如何程のものかと思うたが、吹けば折れそうな若輩者ではないか」
狐娘「かと思えば凄みには屈さぬ。奇妙な人間じゃ」
狐娘「ん、奴の名を聞いておらんかったの。妾にだけ名乗らせておきながら不公平なことよ」
狐娘「ククッ、そうじゃの、奴が自分から名を言わなければ仕置きをしても面白いかもしれぬ。脅しは効かぬが手が出るとあれば――」
狐娘「…少々お喋りが過ぎたな」
狐娘「………」
狐娘「面倒なことになったのう」フッ
203Res/177.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20