狐娘「妾は老いることも死ぬこともないケモノじゃ」
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26: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/15(土) 03:11:23.58 ID:mXZF2/3A0
ーーー翌日 休み時間ーーー
幼馴染「え?今日も行くの?男の勉強くらい私が教えてあげるのに」
男「姉さん受験生じゃない。自分の勉強は平気なの?」
幼馴染「ぜーんぜん平気だよ!むしろ男が居ないとすぐ集中が切れる」
男「どういう仕組みなのそれ…」
幼馴染「図書館は捗る?」
男「…まぁ」
幼馴染「ほぉー」
幼馴染「よしっ、それだけ勤勉な男くんにはご褒美チャンスを授けましょう。今度のテスト、平均点勝負で勝てたら何でも一つだけ言うこと聞いてあげる」
男「何でも一つ……でも科目も難しさも違うのに勝負なんて」
幼馴染「だから、平均点」
男「そう言われても、して欲しいことなんて今更思い付かないよ。今でも十分過ぎるくらい色々助けてもらってるし…」
幼馴染「私はあるよ?数え切れないくらい」
幼馴染「どれにしようかなー。せっかくだから普段絶対してくれないことがいいよねぇ」
男「…? なんで姉さんが悩んでるの?」
幼馴染「負けたら相手の言うことを聞くって勝負だよ?」
男「!? ちょっとちょっと、いつからそんな話に!?」
幼馴染「最初から」
幼馴染「ご褒美"チャンス"って言ったでしょ?一方的にあげるだけとは言ってません♪」
男「ず、ずるい」
幼馴染「やめちゃう?」
幼馴染「本当に何でもやってあげるよ?」ジー
男「……っ」
友「幼こんなとこに居た!」
友「先生が探してたよ。幼だけ面談希望用紙出てないってさ」
幼馴染「そうだった、完全に忘れてた…。今行くー!」
幼馴染「じゃ、テスト頑張ろーね♪」
タッタッタッ...
男「……」
男(最近やたらと姉さんが僕を見つめてくることが多くなった。…大方、新しくいじるネタでも探してるんじゃないかと思ってるけど)
男(……)
男(勉強、やっとかないとな…)
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