狐娘「妾は老いることも死ぬこともないケモノじゃ」
↓ 1- 覧 板 20
151: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/06/10(木) 19:15:23.88 ID:UgQBOwmV0
幼狐娘「……」
男「……」
幼狐娘「…人間?」
男「や、やぁ」
幼狐娘「何者じゃ、お主」
男「僕は……君のお母さんから世話を頼まれたんだ、代理として」
幼狐娘「ほう。して、わらわの寝込みを狙っておったと」
男「狙うだなんて。君を見守っていただけで」
幼狐娘「愚か者が。もう少しまともな嘘をつくのじゃな」
幼狐娘「まぁよい、母様を呼べば済む事」
男「わ、分かった!ちゃんと言うから!」
男「…君を助けに来たんだよ」
幼狐娘「……おい人間、わらわを童と見て舐めておろう?貴様一人昏倒させるくらい訳無いのだぞ」
男「本当なんだ!もうすぐここに人が攻めてくる!狐娘さん、あなたを奪うために!」
幼狐娘「!…何故、わらわの真名を知っている。それは母様とわらわしか知らぬはず…」
幼狐娘「お主、一体…」
男「だから君を助けに来たんだって!このままここにいたら君はずっとこの夢から抜け出せないんだよ!」
幼狐娘「な、何を言うておる…」
幼狐娘「ええい!母様!母様はどこじゃ!」
男「あぁ待って!君以外を呼んじゃ――」
203Res/177.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20