勇者「戦いの規模のインフレが止まらないんだが」
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28:名無しNIPPER[saga]
2021/05/12(水) 23:13:54.38 ID:J9Hp3vuX0
それから三年余りの月日が流れ──
勇者たちはある小さな民家で暮らしていた。
勇者「魔法使いの仮説が当たっていたようだな」
勇者「いつからか、だんだんと魔王との戦いの規模が小さくなっていき……」
勇者「おそらく今が、戦いの規模が“もっとも収縮した瞬間”だろう」
戦士「ああ、まちがいねぇ。感覚で分かるぜ」
戦士「それによ、戦いの規模が小さくなっていくにつれて」
戦士「オレたちが使える技もどんどんチャチになっていきやがった!」
戦士「あんだけメチャクチャに強くなったってのに……あ〜、歯がゆいぜ!」
魔法使い「仕方ないよ。きっとそういう風にできてるんだよ」
女僧侶「そうですよ! どうせまたすぐ膨張するんですから!」
戦士「お気楽でいいよなぁ、お前たちは」
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