429: ◆HH.spRl1OU[saga]
2021/05/17(月) 23:39:24.10 ID:ZC4G2SJk0
――その日の夜
夜の空に、月明かりに照らされながら飛ぶ一機の熱気球があった。
ムサシ「さーて、あのジャリボーイ達に吹っ飛ばされて」
コジロウ「虎視眈々と、リベンジの機会を狙っていたは良いものの……」
ニャース「何とも間が悪く、『サカキ』様から直々に別のご命令が下ってしまったのにゃー……仕方ないから後回しニャ!」
掛け合いのような口調で話す三人。
その視線の先には、鬱蒼と生い茂る森林地帯があった。
コジロウ「サカキ様曰く、この森で最近ポケモンの強化・活性化が起こり始めている……とか?」
ムサシ「まぁ、その辺の野生ポケモンが多少強化されたところでたかが知れているけれど」
ニャース「その活性化の原因には興味がそそられる、ということなのニャ」
ムサシ「タンバ博士も注目してるとか何とか……っと?」
無線が着信音を鳴らしたため、何気無く手に取り応答するムサシ。
ムサシ「はい、こちらロケット団のムサシ、コジ――」
???「――『ナンバ』であるっっ!!!!!!!!!」
ムサシ「あっびゃあ!?」
周囲にすら響き渡る怒声に、気球が僅かに揺れた。
そのまま通信が切られ、周りにいた二人は苦笑いしていた。
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