ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ダドリー・ダーズリー「……わかった」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/19(月) 21:31:40.82 ID:43J6jqUVO
「ダドリー」

ノックして、返事を待つ。応答はなかった。

「入るよ」

わざわざリスクを犯してまで魔法を使う必要はなかった。鍵は開いていて、部屋の中から物が飛んでくることもなくダドリーが居た。

「やあ、久しぶり」
「……帰ってたのか」

ダドリーは、意外にもスリムになっていた。
引きこもりで外に出ずにろくに運動もせず、さぞ肥えているだろうと思ったが、考えてみればハリーだって家の外にはあまり出して貰えなかったのにガリガリに痩せているのだ。

ホグワーツでは毎日美味しいご飯をお腹いっぱいに食べていたので、ダドリーよりも自分のほうが太ってしまったのではないかと不安に駆られたが、ハリーは横よりも縦に伸びていた。

「パパに言われて魔法をかけに来たのか?」
「まさか」

ダドリーのためにリスクを犯してホグワーツを退校処分になる筋合いはハリーにはない。


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