碇ゲンドウ「水を」冬月コウゾウ「お前は私のおしっこを飲むつもりか?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2021/04/01(木) 21:32:43.91 ID:9zOjMDSHO
「その辺にしておけよ、トウジ」
「ケンスケ兄さん!」
「チッ。大将のお出ましやないか」
颯爽と現れたケンスケ兄さんがシンちゃんとトウジおじちゃんを遠ざけてくれました。
紳士でカッコいいケンスケ兄さんですが、残念ながら彼には既に彼女が存在しています。
「ガキシンジ。ケンケンにお酌しなさいよ」
「アスカだってまだツルツルの癖に」
「アタシは体毛が薄いだけよっ!!」
恐れ多くも第三村の大将であるケンスケ兄さんのことをケンケンと呼べるのはこの世に式波・アスカ・ラングレーだけで、彼女はシンちゃんのことをいつもいじめていました。
「またレーションを無理矢理食わされたいわけ? 言うこと聞かないとまたやるから」
「わ、わかったよ。はい、ケンスケ兄さん」
「悪いね、碇。式波は自分より碇のほうが可愛くなったから、ちょっと拗ねてるんだ」
「違うわよ! ていうかバカシンジのこと可愛いなんて言わないで! 私だけを見て!!」
そんなこんなで今日も場末の酒場は大繁盛。
忙しさにてんてこまいになりながらも、シンちゃんがあたふた業務をこなしていると、カランコロンと来客がやってきました。
「いらっしゃいませ〜」
「碇くん、居る?」
「綾波? どうしたの、珍しいね」
「今日は碇くんとポカポカしたくて」
髪の毛が伸びて意外と癖毛なのが判明したもじゃもじゃな綾波レイちゃんが、村での畑仕事を終えて、ポカポカしにやって来ました。
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