23:1[saga]
2021/03/31(水) 22:02:50.11 ID:5eBPj/GsO
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八幡「結局文化祭は不参加ということになりました」
静「まあそうだろうな。聞いておいて何だが、奉仕部が文化祭でやるものなんてないだろう」
八幡「受験生ということもあってうちのクラスの出し物も手のかからない展示ものになりそうです。なので平塚先生、当日は推薦面接の近い俺と付き合ってください」
静「『付き合ってください』が『当日は』でなく『俺と』にかかっているならお断りだが」
八幡「くっ……さすが国語担当教師…………言葉による隙がない」
静「馬鹿なこと考えてないで、せっかく高校生活最後の文化祭なんだ、妹とか部員とかと一緒に回ったらどうだ?」
八幡「え、先生と離れたくないから留年しますよ? 最後じゃありません」
静「冗談でもそういうこと言うのは止めろ。私の評価が下がるじゃないか」
八幡「俺自身の心配はしてくれないんですか…………まあ当日は適当にだらだらして過ごしますよ。入場口担当になった先生の邪魔はしません」
静「おい、なぜ私の担当を知っている?」
八幡「鶴見先生を責めないでやってください」
鶴見「…………!!」スタコラサッサ
静「鶴見先生!? なんと逃げ足の速い…………」
八幡「じゃ、そろそろ暗くなってきたんで帰ります。良ければ車で送ってくれてもいいんですよ?」
静「チャリ通のやつが何を言うか。さっさと帰れ」
八幡「はい、ではまた明日」
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