28: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:24:12.23 ID:wEzeH4cQ0
彼から差し出されるままに、手紙の束を私は両手で受け取った。
一番上にあるのは、薄桃色をした便箋だった。
そこには、手書きで『765プロダクション 馬場このみさまへ』と書いてある。
「私宛ての……。うん、ありがとう、プロデューサー」
プロデューサーと一緒に、舞台袖の方へ歩く。
そのとき私は、ふと誰もいないはずの客席を振り返った。
私は、この場所で、たくさんの大切な人たちと出逢ってきた。
公演の数だけ、夢の時間は終わってしまう。
だけど私は、同じ数だけ、また逢えると信じている。
だから、この劇場で、何度でも。
──何度でも、恋をしよう。
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