武内P「私にマーキングしたい?」
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3: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:08:07.86 ID:0I4NW87R0
※ ※ ※



幸子「ふふーん♪」

武内P(用事を終えて部屋に戻ると、そこには輿水さんが待ち構えていました)

武内P(――鞭を持って)

武内P「あの……輿水さん? その鞭は何でしょうか?」

幸子「これは子犬の躾用の鞭です」

武内P「子犬の……?」

幸子「はい。鞭が必要になったので財前さんに借りようと思ったんですけど、カワイくない上に痛そうな物しかなかったのでこれを用意しました」

武内P「そ、そうですか。それで、その鞭で何をするんですか」

幸子「叩くんです」

武内P「鞭ですからね」

幸子「プロデューサーさんを」

武内P「……ん?」

幸子「あんまり痛いとプロデューサーさんが可哀そうですから」

武内P「……すみません、輿水さん。話が見えないのですが」

幸子「そうですね、少し順を追って話しましょうか」

武内P「よろしくお願いします」

幸子「まずプロデューサーさんがボクのモノなのに浮気をしました」

武内P「……待ってください」

幸子「何ですか、まだ話し始めたばかりですよ?」

武内P「あの、浮気とは……?」

幸子「フンッ! ボク以外の匂いをあんなにさせて気づかないとでも思ったんですか? ボクも舐められたものですねぇ?」

武内P「気づいて……ッ? いや、そもそも浮気とは――」

幸子「何ですか何ですか!? あんなに他の女の匂いが付くってことは、泥棒ネコがボクのプロデューサーさんに無遠慮にベタベタ引っ付いたってことじゃないですか! こんなの許せませんッ」

武内P(確かに私と多田さんがしたことは、アイドルとプロデューサーとしては不適切なことですが……浮気とはいったい?)

幸子「だ・か・ら! ここでプロデューサーさんにお仕置きと! ボクのモノである幸せがわかるご褒美と! これ以上泥棒ネコが近づかないようにボクのモノである印《しるし》をつけるんです!!!」

武内P「ま、待ってください! 色々と言いたいことがありすぎて……待ってください、本当に」

幸子「何ですか、早く言ってください! カワイイボクは本当は寛大なのに、今は怒りまくって気が短いんですからね!」

武内P「そ、それでは……お仕置きで鞭というのはわかるんですが、ご褒美と印《しるし》とは?」

幸子「それも鞭です」

武内P「……え?」

幸子「まあ叩かれたらわかりますよ。ていっ」ペシペシッ

武内P「これは……」

武内P(別に……痛くない)





輿水幸子
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