真希波・マリ・イラストリアス「そろそろ可愛い子犬が欲しいにゃん」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/12(金) 20:34:10.45 ID:yKh6yDi7O
「駄目って、どうしてさ」
「理由はいくつかある。ひとつはマリくんの年齢のことだ。彼女は私の大学時代の同期であり、既に50歳を越えている」
「年齢なんて……そんなの関係ないよ」

たしかに父からしてみれば複雑な心境かも知れないが、それはあくまでも父の問題であって僕には何ら関係のないことだ。

「ならば年齢についてはひとまず置いておこう。今度は私からお前に尋ねたい。シンジ、何故マリくんなんだ。その理由を聞かせろ」
「何故って……僕にはマリさんしか居ないから。僕を愛してくれるのはマリさんだけだ」

マリさんに僕は救われた。彼女が見つけてくれなかったら僕はずっと独りぼっちだった。
彼女だけは僕を探して、迎えに来てくれた。

「シンジ。嘘をつくな」
「僕は嘘なんて……」
「私にはお前の気持ちが手に取るようにわかる。お前はただ単純にマリくんの胸の大きさに惑わされただけだ。目を覚ませ、シンジ」
「やめてよ、父さん!」

なんてことを言うんだこの父親は。
このご時世にそんな発言は許されない。
いくら実の父親だからって、いや実の父親だからこそ許すことは出来ない。頭に来た。


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