真希波・マリ・イラストリアス「そろそろ可愛い子犬が欲しいにゃん」
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19:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/16(火) 21:16:01.59 ID:kg0DQ1+/O
おまけ

『おう、サクラ! 今日うちのクラスに来た転校生が例のロボットのパイロットでな、一発どついてやったわ!』

思い返せば、碇シンジさんのことを身近に感じたのは、小学校の時に町を襲った使徒とエヴァとの戦闘に巻き込まれ怪我をして、兄がその報復として彼を殴ったことを誇らしげに報告して来たその日やったなぁ。

『なんでそんなアホなことしたん!?』

ウチのためにやったってことはわかるけど、別にそんなことを頼んだわけやないし。
たしかに怪我をして兄に心配をかけたのは事実やけど、あのロボットが居なければウチも兄もお父ちゃんもみんな死んでいたし。

そんなこともわからない兄を厳しく叱った。

『ちゃんと謝って仲直りせなあかん!』
『ワシは絶対に謝らへんで! 可愛い妹を傷もんにしたあいつを、ワシはどうしても殴らないかんかったんや!』

兄は直情的な人で、こうだと思ったらなかなか考えを曲げない人やったけど、それでもそれからしばらくして頬を腫らしてパイロットの人と仲直りしてきたと報告しにきた。

『すまんな、サクラ。ワシはあいつのことを誤解しとったみたいや。ちゃんと謝って、バカなワシを殴って貰うたから心配すんな』

謝罪だけでは気が済まず、パイロットの人に殴り返して貰ったと聞いた時には呆れたけど、いかにも兄らしいし、仲直り出来たことが素直に嬉しくて、そのパイロットの人にいつか会ってみたいなとその時思った。


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