【安価】先生「落ちこぼれクラスの立て直し」【コンマ】
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98: ◆g3cnboAJf5Qo[saga]
2021/03/16(火) 03:11:04.93 ID:Eqa9fWAs0
渡来「……なぜ俺の名前を知っているんだ?」

いろいろ聞きたい事、話すべき事はあったがまずこれが思わず口から出てしまった。

ミコト「最近の教師は礼儀を知らないらしいな。藪から棒に質問とは」

ミコトは明らかに不満げな顔色を浮かべ、舌打ちを重ねる。

ここまで歓迎されてないと清々しいな。

ミコト「……まぁいいか。こっちも饗す気はさらさら無かった」

ミコト「願わくば早くお帰りいただきたいからな」

ミコト「俺はお前の事を知っていた。それは何故か? そんなの簡単だ」

ミコト「ただ情報を仕入れた。それだけだ」

考えていたよりも端的な説明で、更に口を開こうとする────

ミコト「お前が学園長と取引をしている事、そのためにF組の生徒を復帰させようとしている事もな」

────も、それはミコトが放った言葉によって飲み込まれた。

急激に早くなる鼓動。汗が滲み出る。

どうして知っているんだ?学園長が情報を漏らしたのか?

ミコト「学園長が情報を漏らしたのか? という顔をしているな」

渡来「!!」

ミコト「そんな馬鹿な事は二度と思うな。俺は学園長のような大人が二番目に嫌いだ。絶対に繋がりは持たない」

ミコト「そうだな……俺ぐらいの頭脳があれば、この世界で起こっている事全ての把握も可能。と言えば分かるか」

ミコト「それならこんなちっぽけな話、知っていてもおかしくないだろ」

……なんなんだコイツは。

俺は今、未知の生物と遭遇している気分になっていた。

予測のつかない言動に精神がすり減っているのが分かる。


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