荒潮｢カミサマ｣-SS速報VIP

荒潮｢カミサマ｣

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46: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/23(火) 01:56:07.81 ID:qsqaJtvFO
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青年「くっそ暇」

荷を運ぶ旅路は基本的には常に命懸けだった。寝る時でさえ気を抜けない。

以下略 AAS

47: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/23(火) 01:56:42.19 ID:qsqaJtvFO
少年「僕達は外に行きません。外には化け物がいて人間は殆ど残っていないって。だから知らないんです」

青年「あー、外は」

そう言いかけて気づいた。

以下略 AAS

48: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/23(火) 01:57:19.06 ID:qsqaJtvFO
青年「まあいいや。さて少年。これは荒潮も言っていた事だが、俺は少年の質問に答えた。なら次は君が俺の質問に答えてこそ取引になる」

少年「は、はい！」

こいつ荒潮の名前出せば何でもしてくれそうだな、なんてチラと考えてしまった。

以下略 AAS

49: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/23(火) 01:57:48.73 ID:qsqaJtvFO
青年「まあいいか、分かったよ、ありがとな」

少年「いえ、こちらこそごめんなさい。急にこんな事聞いて」

青年「気にすんな。俺は見ての通り死ぬほど暇でな」

以下略 AAS

50: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/23(火) 01:58:37.65 ID:qsqaJtvFO
少年が帰ってまた部屋に一人になった。

青年｢そういやこの絵はなんなんだ｣

棚のある壁には薄らとよく分からん絵が書いてあった。人のような何かが書いてある。

以下略 AAS

51: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/23(火) 01:59:20.52 ID:qsqaJtvFO
青年「なんの本なんだこれ。あの少年に教えてたんだろ？」

荒潮「そんな事まで話していたのねぇ。これはぁ、カミサマの本よ」

青年「はあ？」

以下略 AAS

52: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/23(火) 01:59:53.26 ID:qsqaJtvFO
荒潮「ならぁ、こういうものもあるわよ～」

青年「紐？」

荒潮「あやとり、お手玉、おはじき、五目並べ。知ってるかしら」

以下略 AAS

53: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/23(火) 02:00:54.26 ID:qsqaJtvFO
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荒潮「はい、完成」

青年「おぉ。ハシゴって最大でいくつなんだ？」

以下略 AAS

54: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/23(火) 02:01:23.66 ID:qsqaJtvFO
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少年「失礼します」

青年「ありゃ」

以下略 AAS

55: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/23(火) 02:02:09.00 ID:qsqaJtvFO
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荒潮「明かりはいるかしら？」

青年「勿体無いしいいよ。暗くなったら寝るもんだ」

以下略 AAS

56: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/23(火) 02:02:41.78 ID:qsqaJtvFO
荒潮「呼んでどうするの？」

青年「色々だよ。俺が見かけるのはもっぱら護衛や深海棲艦(ヤツら)の討伐なんかを仕事にしてる傭兵や賞金稼ぎとかだな。他にも好きかって生きてるやつがいっぱい居る」

荒潮「ならいつか、この世界を救えるかもしれないのね」

以下略 AAS

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