29: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:14:58.27 ID:DzFr0Srp0
姫「では改めて、ようこそ我が家に〜」
姫友「私は隣の部屋にいるから、何かあったら壁ドンしてね」
姫「近所迷惑だからやめましょうね」
人魚(なんていうか、ほんとに普通のアパート。お風呂はちゃんとついてるけど、それ以外は前の私の部屋と変わらないような)キョロキョロ
妹(押し入れからパジャマらしき何かがはみ出てる)
人魚「あっ、この加湿器は!」
妹「え、なになに?お高い奴?」
人魚「魔物用裏ネットショップで売ってるめちゃくちゃ高い奴じゃないですか!」
姫「1つ余ってるので持って帰りますか?」
妹「余ってるんですか!?」
姫「2年前にお爺様から贈られてきたのですが、生憎以前から使っていた分がありますので持て余していたところなんです」
人魚「あ、あわわ、ひ、ひとつごじゅーまん」
妹「しかもこれ、魔力ミストと海水ミストといろいろモードがある・・・・・・」
人魚「ほ、ほんとにもらっていいんですか!?」
姫「はい。あ、でも同居人の人間の方がいるなら魔力ミストは注意してくださいね。体壊しちゃいますので」
妹「あわわわわ、これがお姫様の財力・・・・・・」
姫「あとは、そうですね。人化を解いた状態でも家の中で過ごせる尻尾カバーとか、床のコーティング剤とか」
妹「あの尻尾カバー、王族御用達のやつ・・・・・・」
人魚「コーティング剤なんて1畳1万円ぐらいするじゃないですか!」
妹(結論。人魚が陸上で生活したかったら金にものを言わせて環境を整えろ)
姫「あとは、そうですね。あ、ここからちょっと離れたところにあるジムなんですが」
人魚「ジム!?」
姫「はい。お父様のお友だちが運営しているところなので、お休みの日にならプールを自由に使っていいと言われてまして。話を通しておくのでお二人も是非使ってくださいね」
妹(王族ってすごい。改めてそう思った)
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