27: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:13:28.16 ID:DzFr0Srp0
『友達』
妹「ということなのでさっそく連れてきました」
妹友「わー、招待されちゃったー」
男「よ、ようこそ!我が家へ!」
人魚(珍しく男さんがめちゃくちゃ緊張してる。これはこれであり)
男「これはつまらないものですが・・・・・・」
妹友「ふんふん、君はアザラシ製菓に所属しておきながら他社の製品を客人にふるまうのだね?」
男「しまった!やらかした!」
人魚「わ、私急いで買ってきます!」
妹友「なーんてね!おばさんとこのは食べ飽きてるからこっちの方が嬉しいです!ありがとうございます!」
妹「あ、焦った・・・・・・普段と声色が全然違ったから・・・・・・」
妹友「私の特技はいろいろあるけど、自分の声を自在に操れること!中等部時代の部活で鍛えた!」
男「な、なるほど」
妹友「あ、そうそう。私は別にあの会社に口出せるような権限とか何も持ってないからそんなに構えなくても大丈夫ですよ」
人魚「え、そうなんですか?」
妹友「せいぜい試作品の味のチェックをしてるぐらいで・・・・・・」
男「役員クラスの仕事!?」
妹「妹友ちゃん、五感がすごく鋭いらしくて。料理は苦手だけど味の分析とかできるすごい子なんです。食べれば材料が大体わかるとか」
人魚「え、なにそれ。すごい。あ、じゃあこれは・・・・・・」
妹友「あむ・・・・・・お高いクッキー。メインの材料は全部国産品。保存料とかは使ってないっぽいから消費期限は多分明後日のお昼ぐらいまで。値段は1枚で150円ぐらい」
男「えっと、20枚入りだから・・・・・・すげぇ、あってる!」
人魚「ホームページみたらホントに材料全部国産でした!」
妹「ウチの姉と義兄が突然ごめんなさい」
妹友「あ、いや。もうこれは様式美だから大丈夫。こうしてたら毎回クイズ形式でおいしいの食べられるし」
男「あ、し、失礼しました!ごゆっくりどうぞ!」
人魚「こ、これ以上ここにいたらまた何かやらかしちゃう気がします!男さん、出かけましょう!」
男「客人を放置して出かけられるか!」
妹(慌てる二人が見たくて連れてきた甲斐があった)
妹友(人魚妹って中々いい趣味してるねー。あたしも身内のこういうのは大好きだけど)
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