47: ◆26bEafOrto[saga]
2021/03/06(土) 00:04:38.92 ID:r9Q5l90s0
ましろ「改めて要求の可否を伺いたい」
梶本『要求は……全面的に受け入れる」
ましろ「賢明な決断に感謝する」
ましろは電話を切ろうとする
真霜『岬明乃!』
ましろ「……」
真霜『私は岬明乃の最期に立ち会った……』
ましろ「だからなんだ!」
真霜『ましろは異国の工作員を信じ切れるのか!?』
真霜『ヨンファはましろに近づくためにあの子に接触して、その死さえをも利用したとは考えられないの!?』
ヨンファ「言いたいことはそれだけか……」
CICに戻ってきたヨンファが電話に向かって言う
ヨンファ「首都が壊滅し、1千万余の人命が失われるというのに、まだそんな愚かな説得が通じると思っている。状況認識の甘さがいかにも日本人だな」
真霜『その日本人を利用しなければ達成できないお前らの革命こそ欺瞞よ!』
ヨンファ「自力で平和を勝ち得ない貴様らに何がわかる」
ヨンファ「いつになったら貴様らは……」
ヨンファ「これが戦争だと理解するんだ」
Side 梶本
梶本「……」
梶本「長官、テルミットを武蔵に積み込め……」
Side 天草、如月
全艦放送で聞いていた天草達
天草「なにが戦争だ……」
如月「これで間違いなくテルミットが来る」
天草「何?それは?」
如月「特殊焼夷弾。この艦ごとグソーを一瞬で焼き尽くす」
天草「そんなもん使われてたまるか!」
如月「アンタあ艦を離れろ」
天草「自分だけかっこつけるな」
天草「噴進弾を撃たせなきゃいいんだろ?」
天草「晴風に使わなかったってことはVLS式のどっかにある。第1か第2か……」
天草「第2から行く!私は機械室経由。如月は後部甲板から第3甲板だ。先に突破したほうがコンソールごとぶっ壊す。いいな?」
如月「わかった」
立ち上がろうとする如月を天草は抑える
天草「わかりました!……」
天草「いいか?死ぬな!」
65Res/76.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20