【はいふり】亡国のブルーマーメイド
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33: ◆26bEafOrto[saga]
2021/03/04(木) 20:36:20.01 ID:PSCsSgnK0
Side 天草

天草「ちっ、歪んでしまっている……」

天草は周りを見渡す

天草「あれは……」

天草は主砲の弾を見つける

天草「これなら……」

天草は救命袋からドライバーを取り出し、主砲弾を解体する

そして懐中電灯の電球をコードにつなげる

天草をそれをハッチに固定する

天草はコードが濡れないように手を上にやり、大きく息を吸うと、浸水部に潜る。

コードとコードをつなげる



それと同時刻、海上安全整備局庁舎の一室

真霜「幹部乗員は艦長を除く全員、横須賀女子海洋学校直接教育艦『晴風』に乗艦していた者です」

副総理「なぜそんな人事が可能なんだ?」

真冬「……」

真霜「……」

防衛大臣「『いそかぜ』の副長……つまり君たちの妹が『宗谷』の人間だからじゃないのかね?」

真霜、真冬「……」

防衛大臣「知っていたんだろ!ダイスは兆候を察知していたわけだ!しかも身内の!」

防衛大臣「そういう隠蔽体質、身内をかばう体質が今回の事件を引き起こしたんじゃないのか!?」

真霜「警察と我々の仕事は違います。それに……」

真冬「……」

真霜「それに、ましろとは1年以上前に親族の縁を切っています……!」

防衛大臣「そうだとしても!ダイスではなく、本来の情報課がやるべき仕事だろう!」

真冬「……」

真霜「『いそかぜ』にはダイスの人間を潜入させています。伊201から制圧部隊を向かわせています」

真雪「いったい誰の指示で!なにも聞いていませんよ!」

梶本「もういい……。あっちからは何か?」

外務大臣「???」

梶本「ワシントンだよ」

外務大臣「………」

会議は数分の休憩に入った

瀬戸「読み違えたか、自分の妹を」

瀬戸「ヨンファの考えは?」

真冬「イージス艦の前では対艦噴進弾も飛行船も無力だ。グソーを持って祖国に帰り、人民と共に現政権を倒す。それが奴の目的だ。だから発射しない……」

瀬戸「言い切れるか?俺は言い切れないと思うよ……」

瀬戸は自販機でコーヒーを買うと、真冬に手渡し、去っていく


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