【はいふり】亡国のブルーマーメイド
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11: ◆26bEafOrto[saga]
2021/03/01(月) 20:22:41.93 ID:sQLUaSwy0
警官A「はい、とりあえず気をつけ!」

若者たちはしぶしぶ立ち上がる。

一人が「先任伍長」とつぶやくと、一気に姿勢が良くなる。

天草は自転車を降りると並んでいる若者に近づく

天草「お前たち!なにをしているんだ!」

警官A[あんさん誰よ?」

間に入る警察官に頭を下げると名刺を渡す。

天草「大変申し訳ございません。駆逐艦『いそかぜ』の天草です」

警官A「ちょうどいまr……」

天草は言葉を遮り言う。

天草「どうしてこんなことになった!」

萩村「如月の歓迎会をしていたら……その…絡まれました。申し訳ございません。以後気を付けます」

若者たちは一斉に頭を下げる

天草は聞きなれない名前に首をかしげる

警官A「あのそっそい姉ちゃん」

警官が指をさす

警官A「一人で全部あれ、やってもうたらしいわ」

警官が指をさす。底には顔から血を流しながらノビテいる6人の男性がいた。

警官B「で、このナイフ誰のや」

警官B「これはあかんわお前ら」

もう一人の警官がノビテいる男たちに尋ねる。

警官A「訓練の賜物ちゅうやつか」

警官はあきれ気味に言う

警官A「さぁ、警察行こか」

天草はそれを止めようとする

天草「久しぶりの陸で浮かれたようです。ここは何とか穏便にできないでしょうか……」

警官A「いや、ケガもさせてるしな」

天草「それは、我々でキチンと致します」

警官A「いや、一晩か二晩で帰れるよ」

警官は振り向き、萩村の腕をつかむ

天草は警官の前に立ちふさがると土下座をする

天草「申し訳ございませんでした!」

警官A「そういわれてものぉ……」

警官は沈黙する。


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