みんな天使になってどっか飛んで行った
1- 20
51:名無しNIPPER[saga]
2021/02/28(日) 10:23:46.46 ID:j5Vg4AXZO

 ***


 一ヶ月くらいは経っただろうか。
 日付なんて記録していなかったけど、
 おそらくだいたいそんなもん。
 その頃になると、僕は彼女の家にちょくちょく泊まるようになっていた。

 邪な勘ぐりはしないでくれよ。
 どうせ朝には集合するんだから、
 いちいち自宅に帰るのも面倒ってだけだ。

 いつも彼女は自分の部屋で、
 僕はリビングのソファで寝ていた。

 寝込みを襲いに部屋に忍び込む?
 ああ、そんな発想もあるにはあったさ。
 だけど、僕のチキンっぷりを舐めないでほしい。
 そんなことをして関係が破綻したら、
 いったい明日からどうするってんだ?

 正直に認めよう。
 僕は彼女に依存し始めていた。
 もう一人でいると心細く感じるくらいには。

 一向に生き物の気配がしないこの世界の中で、
 手を引いてくれる、彼女の存在だけが、
 僕にとって確かなものになってたんだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
87Res/55.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice