40:名無しNIPPER[saga]
2021/02/28(日) 00:02:14.93 ID:j5Vg4AXZO
入口まで戻る。
自転車のハンドルに手をかける。
「さあて、ここからが本番だ」と大仰に彼女が言う。
「何が」と僕は短く返す。
「あの動物園にいた大型の動物。
ライオン、アムールトラ、スリランカゾウ、カバ、アミメキリンなどなど」
「うん」
「今から私たちは、こいつらが闊歩しているかもしれない街並みを行くわけだ。
果たして生き残れるかな?」
「どういうサバイバルゲームだよ」
「楽しいね」
「楽しくねえよ」
「楽しもうぜ」
「楽しんでられねえよ」
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