135: ◆pYYJkGKpMM[saga]
2021/03/19(金) 20:57:11.67 ID:UwmoKswo0
先生「……ん?なんだここは」
出木杉「あ、忘れてた」
先生「あれ、出木杉?出木杉じゃないか」
出木杉「『どこでもドア』、学校まで」ガチャ
先生「?」
出木杉「……さて」
ゴルーグ「……」
出木杉「気絶している……」
ゴルーグ「……ハッ」
出木杉「気づいたか」
ゴルーグ「なぜ俺は生きている」
出木杉「峰打ちだ」
ゴルーグ「なぜ止めを刺さない」
出木杉「人まで殺す覚悟まではないよ。犯罪だから」
ゴルーグ「……珍しいよ、お前。人を殺さない、いや殺せないのに強い。そんな奴初めてだ」
出木杉「どうも。じゃあな、あんたのことは覚えておくよ」
ゴルーグ「待てよ」ゴソゴソ
出木杉「?」
ゴルーグ「こいつを持ってきな」スッ
出木杉「それは……地図か?」
ゴルーグ「ああ。俺はお前に敬意を表する。今の俺はタイムパトロールの軍事隊長だとかじゃねえ、サナト・セルヴァン・ゴルーグという1人の人間だ。俺はお前を応援する」
出木杉「……うん。ありがとう」
ゴルーグ「おう。心配すんな、気絶して強奪されたことにしとく」
出木杉「それは、僕の凶悪性が増しちゃうな」
ゴルーグ「ははっ、そりゃそうだ。そんじゃ、本当にじゃあな。いつかまた会えると嬉しいぜ」
出木杉「僕も、いつか会えたら嬉しいよ」ガチャ
出木杉「……ふぅ」
スパイセット「まさか、ゴルーグ隊長を破るなんて」
出木杉「敵ながら天晴だったよ。立派な武士道を貫いていた。僕もゴルーグさんに敬意を表する」
スパイセット「そう。あの人はタイムパトロールの中でも本当にいい人だから。全宇宙の可能性だとかそういうことには興味がなかった」
出木杉「やっぱり」
スパイセット「ええ……じゃあ、お喋りはこの辺にして」
出木杉「ああ、いよいよタイムパトロールを潰す」
148Res/84.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20