130: ◆pYYJkGKpMM[saga]
2021/03/17(水) 22:06:49.79 ID:x8lynbhN0
ゴルーグ「はッ!」ゴォッ
出木杉(何ッ!?もの凄く的確に僕の方に……)
出木杉「があああ!!」ブシュッ
ゴルーグ「へへへへ……」
出木杉「……何だ、また鼓動の音か?」
ゴルーグ「そんなもん足音にかき消されて聞こえねえよ」
出木杉(それなら一体どうして……)
出木杉(こいつは僕を聴力じゃあないもので感知しているって言うのか?)
出木杉(……目が見えない人……目が……目が見えない……)
出木杉(……全く思いつかないな。はぁ、そういえば目が見えないと言えばコウモリ……)
出木杉(ん?コウモリ……コウモリ!?まさか!)
出木杉「……引っかかることはあった。僕が最初にあんたに出会ったとき、あんたは僕のことを『小さな』侵入者って言ったよな。目が見えないはずのあんたが。ということは、あんたは『聴力』以外に周りの様子を感じる術をもってるんじゃあないか?」
ゴルーグ「ほう、そこまで気づいちまったか」
出木杉「ここで、コウモリは目が見えない。でも洞窟や森の中をどこにもぶつからずに飛び回れる。それはなぜか?」
出木杉「そう……」
出木杉・ゴルーグ「「『超音波』を使っているから」」
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