ジャイアン「おいスネ夫!>>3しようぜ!」
1- 20
113: ◆pYYJkGKpMM[saga]
2021/03/13(土) 19:09:25.62 ID:MPJbrVzq0
>>112ありがとう レスしてみるもんやな


ママ「……タイムパトロールは、宇宙の全可能性を管理下に置こうとしている」

出木杉「宇宙の全可能性?」

ママ「ええ。タイムパトロールは唯一時空の中を自由に移動することができる存在。それを利用して、全ての可能性を管理下に置こうとしている」

出木杉「ふーん、要は宇宙の支配者になるってこと……まるでヒーローものの悪役かなんかみたいな目的だ」

ママ「本当なの。私はそれを知らずにタイムパトロールに入った。そしてタイムパトロールの秘密を知った時には、もう戻れなかった」

出木杉「玉子さんを消したから」

ママ「……そう」

出木杉「ふーん。ちなみにそれは何年くらいで達成されそう?」

ママ「遅くても、5年ほど」

出木杉「5年。ずいぶん短いタイムリミットだね」

ママ「あっさりしてるのね」

出木杉「まあね。それを知ったところでどうにもできないし」

ママ「それなんだけど、頼みがあるの」

出木杉「タイムパトロールを潰せ、って?」

ママ「……ええ」

出木杉「……初めっからそれを言うつもりだったのかい」

ママ「そう。あなたが野比家を観察しようとしたのも、『あらかじめ日記』に書いておいたからよ」

出木杉「全部計画通りってわけ。なんか腹の立つ話だね」

ママ「それはごめんなさい。でも私は本来この時間にいてはならない存在だから、限られた人間としか関われないの。あなたくらいしか頼れる人がいないのよ。だからお願い」

出木杉「頼み、か。僕はこれまでの人生の中でもたくさん頼みをされたことがある。宿題手伝ってとか、野球の助っ人をしてとか。全部なんてことはないことだ。僕には簡単すぎることだった」

出木杉「でも初めてだよ、この僕に一瞬でも『不可能』という言葉を想像させた頼み事は」

ママ「……そうよね、やっぱり荷が重すぎる」

出木杉「何を勘違いしてるんだい?僕は大いに宇宙を救う気だよ」

ママ「正気!?い、今ならまだ撤回できる。一時の感情に身を任せて人生を棒に振ることはないのよ」

出木杉「頼んできたのはそっちだろう。それに僕は味わってみたいんだ。『不可能』だと思ったことを実現できた時の達成感を。いいよ。僕はタイムパトロールを潰す」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
148Res/84.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice