9:名無しNIPPER[sage saga]
2021/02/08(月) 23:35:30.58 ID:QpWAPgXRO
「変なのは、あなた」
ゆっくりと諭すように長門は俺を洗脳した。
「あなたは異常。おかしい。とても奇妙」
そうなのかも知れない。いや、そうなのだ。
「情報統合思念体は安定傾向にある涼宮ハルヒよりも不安定なあなたに興味を抱いた」
よもや宇宙人に目をつけられる程に変とは。
「私個人としても調査をしてみたかった」
それは、光栄だな。素直に嬉しい限りだ。
「あなたは普通とは違うこと、逸脱したことに愉悦を感じる異常者。だから実験する」
そう言って、長門は俺の膝に腰を下ろした。
小柄な長門の体重などたかが知れているが、それでもたしかな重さが膝に伝わった。
「このまま放尿して、あなたを観察する」
困惑と共に広がる期待感。俺は待っていた。
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