八雲みたま「ここに来る子たちの取材がしたい?」
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15: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2021/02/07(日) 17:00:53.54 ID:kfTC61HB0

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南凪自由学園 化学部部室



桜子「 |・・・・・・| 」カキカキ

ひなの「・・・ん? 誰かいるのか?」

ひなの「うわっ?! すごい散らかってる?! また令か! オマエは何度言ったら分か―――・・・あれ? なんだ、桜子か」

ひなの「ここで何してるんだ?」

桜子「 |観鳥報を書いてる| 」

ひなの「あ、ああ・・・観鳥報、ね・・・」

桜子「 |聞いて、ひなの。今度こそ令を驚かせられるネタを思い付いた| 」

ひなの「令を驚かすネタ? ああ、そういえばハロウィンの時に、どうやったら令を驚かせられるか思い付かないって言ってたな。どんなネタなんだ?」

桜子「 |これ| 」

ひなの「どれ。へえ、桜子が令にガチ告白するのか。ははっ、確かにこれならさすがの あいつも驚くだろうな」

桜子「 |うんっ、そうだよねっ、そう思うよねっ| 」パァ

ひなの「おっ、楽しそうだな桜子。ちょっと前まで いろはたち が側に居ないといつも落ち込んでいたのに」

桜子「 |令のおかげ。私は令の文章が好きだから、それをきっかけに私は私が楽しいと思えることが増えた| 」

ひなの「そっか。それは良いことだな」


ひなの「写真が色々あるな。他にはどんなネタがあるんだ?」

ひなの「これはネコの写真? 今日のネコ日記か。アタシもこの記事は好きだったから、続きが読めるのは嬉しいな。ん? なんかこの写真のネコ、みんなカメラ目線じゃないか?」

桜子「 |うん。令の写真みたいに自然な姿を撮りたいのに、私がカメラを向けると何故かみんな近寄って来ちゃうの。ちょっと困ってる| 」

ひなの「令も言ってたけど、妖とか神様みたいな、なんかそういう不思議な雰囲気があるもんな、桜子って」

ひなの「他の写真は・・・って、うわっ、お、おい、なんだよこの写真・・・」

桜子「 |私のクラス担任の女の先生を ひとけ のない所に連れ込んで関係を迫っている。涼子が| 」

ひなの「オマエはどうやって仕入れてくるんだよ、こんなヤバいネタ・・・」

桜子「 |こっちの写真も特ダネ。真里愛が授乳をしている。ひなのに| 」

ひなの「え、ちょ、おま、ま、待て、なんだその写真―――」

桜子「 |私は令の助手をして新聞部として大事なことをたくさん教わった。だからこうしてたくさん特ダネを集められた| 」

ひなの「はあ・・・やれやれ・・・。この手の写真を撮られることはもうないって思ってたけど、まだまだ落ち着けないな・・・」




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