【モバマスSS】まゆ「大切な日を、大切な人と」
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80: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:50:16.14 ID:RXzrGcDR0
P「それじゃあそろそろ」
まゆ「....プロデューサーさん」
P「どした?」
81: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:51:06.51 ID:RXzrGcDR0
まゆ「大切な日に、大切な人と」
まゆ「同じ時を過ごせたこと」
まゆ「一生忘れません、絶対に」
82: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:52:15.57 ID:RXzrGcDR0
そう言ってお別れした後、鏡の前で貰ったプレゼントを髪につけてみました。
今の私の髪には少し大きすぎるリボンだったので、これが似合う長さまで伸ばしてみましょう。
そしてとっておきの日に、プロデューサーさんに見せるんです。
きっと、喜んでくれるはずです。
83: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:52:58.35 ID:RXzrGcDR0
ちひろ「....」カタカタ
ちひろ「....」カタカタ
ガチャリ
84: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:53:48.24 ID:RXzrGcDR0
P「社用車、助かりました」スッ
ちひろ「....どういたしまして」
P「俺、家も金もないんで事務所に泊まりますね」
85: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:55:49.78 ID:RXzrGcDR0
ちひろ「....あの」
P「はい?」
ちひろ「....まゆちゃんとは、どうでしたか」
86: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:56:30.52 ID:RXzrGcDR0
翌朝、事務所のどこにもプロデューサーさんはいなくなっていました。
昨日のことなんてなかったみたいに、きれいさっぱりと。
87: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/16(火) 23:59:45.49 ID:RXzrGcDR0
ちひろ「....」
ちひろ「....なんだったんですかね」
まゆ「....誰にもわかりませんよ」フフ
88: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/17(水) 00:00:20.46 ID:827xgcym0
ちひろ「....まゆちゃんは大丈夫?」
まゆ「え?」
ちひろ「....Pさんがまたいなくなってしまったこと」
89: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/17(水) 00:01:05.65 ID:827xgcym0
まゆ「....それに」
ちひろ「?」
まゆ「プロデューサーさんとは」
90: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2021/02/17(水) 00:01:41.84 ID:827xgcym0
目を覚ますと、そこはふかふかのベッド....ではなく、
事務所の応接室に鎮座している、堅いソファだった。
若いころなら多少は効いたであろう無茶が、年を重ねるごとに難しくなっているのを痛感させられる。
いや、今の俺に歳というものはあるんだろうか。生き返った場合の年齢ってどうなるんだ?
享年で固定されるのか?前例がなさそうだし想像ができないな。
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