186: ◆9cqSF/8EkW0g[saga]
2021/02/01(月) 22:17:31.36 ID:BMbjETm00
天馬「あれ、龍田お兄さんじゃないですか」
天馬「こんばんは。と言いたいところですけど……もう夜中ですよ?」
龍田「天馬君!?」
音のする方向は教室から。何かガタガタ音がするから来てみたんだけど……
天馬「いやあバレちゃったなあ。あんまりタネは明かしたくないんだけど」
龍田「タネ?というよりも……どうしてここに?」
龍田「そもそも、夜中なのに動いているのは天馬君も同じだよね。何で?」
天馬「あはは、そんなの決まってるじゃないですか」
天馬「このナイフを隠して……誰かを殺すつもりなんですよ」
龍田「…………っ!?」
にこやかなその手には似つかわしくない、小ぶりな銀のナイフが光る
嫌な汗が垂れるのを感じる……いや、まさか本気なワケじゃないかもしれないし、説得すれば止めるかもしれないし……
天馬「ああ、止めたとしても無駄ですよ。誰かに言うのもお勧めはしません」
天馬「明日も、明後日も、そのまた次の日も……ボクは諦めませんよ」
龍田「冗談だよね?黙っておくから、止めよ?ね?」
天馬「そう思うなら止めてみますか?……はい!」
パッと手を振ると……ナイフが消えた!?下に落ちてはいないし、隠したようには見えなかった
そうだ、天馬君はマジシャン……物を隠すのは得意なんだ……
天馬「さて……どっちの手に入っていると思います?」
天馬「当てたら止めてあげてもいいですよ」
1…右の手
2…左の手
3…自由安価
↓2
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