43: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 21:15:47.47 ID:Uw1Hn3HT0
ーー1-A 教室
みのり(ほっぺにキスされちゃった……絶対周りの人にも見られてたよね……)
みのり(実はものすっごい恥ずかしいことしてたんじゃ……!?というかさっきからすごい視線感じるし……うぅ……)
みのり(……でも……遥ちゃんのキス……このあたりに、ちゅって……)
44: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 21:16:35.13 ID:Uw1Hn3HT0
みのり「んー……ふふー……えへ……」
志歩「うわ……想像以上にヤバいな、これ」
こはね「あの……みのりちゃん……?」
みのり「あ、二人とも来たんだ!おはよう」
志歩「おはよう。来たのは私達が先だけどね」
45: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 21:17:20.64 ID:Uw1Hn3HT0
ーー1-C 教室
遥(なんだかすごい視線を感じるけど……多分さっきみのりとしたことを見られてたから、だよね)
遥(……さっきのみのり、可愛かったな……こう……潤んだ瞳で求められる、みたいな感じで)
遥(ホントは唇にしてあげたいけど、でもそれは付き合ってる人同士がすることで……)
46: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 21:17:56.63 ID:Uw1Hn3HT0
一歌「桐谷さん、どうしたんだろ……さっきから唸ってるけど」
咲希「いっちゃん?」
一歌「咲希。桐谷さんのあの感じ、どう思う?」
咲希「……んー?なんだかお悩み中みたい……?」
一歌「だよね。やっぱり何かあったのかな」
47: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 21:18:26.58 ID:Uw1Hn3HT0
遥(そもそも「付き合ってる」がどういう状態なのかを知らないことには聞きようがないよね。でも仮にそれに合致したとしても別に付き合ってることには)
咲希「遥ちゃんっ」
遥「わっ……天馬さんに星乃さんも。ごめん、何かあった?」
一歌「何かあったって……それはこっちの台詞。さっきまでずっと唸ってたし、顔も暗いし……」
48: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 21:19:22.99 ID:Uw1Hn3HT0
一歌「付き合ってるのか分からない、か……」
遥「元々どっちから言ったわけでもないから。自然とこうなったというか……」
咲希「自然と……?」
一歌「……咲希、私達に言われるまで動かなかったから」
咲希「うぐ……」
49: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 21:20:19.42 ID:Uw1Hn3HT0
遥「……一つの判断基準にこそなるけど、絶対的な条件ではない……?」
一歌「そういうこと。それに……」
一歌「咲希って、穂波と付き合ってるの?」
咲希「え、アタシ?うーん……付き合ってる……わけじゃないと思うけど」
遥「……あんなに好きなのに?」
50: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 21:21:03.44 ID:Uw1Hn3HT0
ーーお昼休み、校舎裏
みのり「遥ちゃんの言ってた場所って、ここ?」
遥「うん。一回来たことあるはずだけど……覚えてない?」
みのり「……なんとなく、見覚えがあるような……?」
51: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 21:21:54.34 ID:Uw1Hn3HT0
遥「……どうしたの?そんなに顔を赤くして」
みのり「そ、それは……は、遥ちゃんが、近いからっ」
遥「そっか。……どうして私が近くにいると、顔が赤くなるのかな?」
みのり「どうして、って……それは……」
遥「こうやってくっつけば、もっと赤くなるし」
52: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 21:22:54.99 ID:Uw1Hn3HT0
遥(体を縮こまらせて、目をギュッと瞑って……なんだろう、すごく可愛いと思ってしまう)
遥(……今ならキス出来るかな?いやでも、確認は取らないと……)
みのり「……っ……なにも、しない……の……?」
遥「みのり?」
53: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 21:23:22.91 ID:Uw1Hn3HT0
みのり「……、……っ、す……っ」
みのり「すっ……」
みのり「す、き…………遥ちゃん……だいすき……」
63Res/49.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20