【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「CBA」
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491: ◆BT63SEH4KsDo[saga]
2022/10/03(月) 03:48:29.92 ID:skbLRv+00
羽衣の浮力で落下スピードを落としつつ女性の前に着地した私は、改めて荒魂を観察しました
形、大きさ共に大型犬のようなそれは威嚇するように唸り、今にも襲い掛かってきそうです
しかしその身体はハッキリと見えたと思えば向こう側が透けて見えるようになり、そしてまたハッキリと見えるようになり...と色が安定しません
それは普通の荒魂ではあり得ないことでした

翠「そこの貴女、あの生き物は危険です、下がってください」

「あ、うん、はい」

背後に庇っている女性に向けて救助時のテンプレの1つを掛けつつ、この後の行動をどうするべきかと考えます
荒魂を警戒しつつ周りへ視線を移すと、先程上空から見た通り建物が、地面が、景色そのものが荒魂同様不安定になりつつあり、異常事態で異常地帯なのは明らか
ですがよく見れば色彩や形は変わりつつも、荒魂のように全体が透けてしまう建物は稀でした
違う色になったり、違う建物になったり、看板の文字が変わったり

翠「ぐっ...」

そしてずっと感じ続けているこの時空震の感覚
となれば目の前の光景は時空の歪みによるもの...例えばこの時間と別の時間の同じ場所が僅かに重なって出現してしまっているとか...

翠「...こっちへ!」

「え」

私の予想が正解かどうかはわかりませんが、もし予想が正解だった場合この場に留まったままでは時空震に巻き込まれ別の世界、別の時間に飛ばされてしまうかもしれません
そうなる前に出来るだけここから...この時空震が起きている範囲から逃れるべきでしょう
それにこの頭痛では、女性を守ったまま荒魂と戦うのは、例え刀使の皆さんがここへ来るまでの時間稼ぎであってもこなせると断言出来ません

翠「安全な場所まで避難します!捕まっててください」

「腕?腰?」

翠「へ?あ、えっと背中?ですかね?」

「うい、じゃあ背中ね〜」


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