男「行きつけのハンバーガー屋がハンバーガーの数を間違えるようになったんだが……」
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名無しNIPPER
[saga]
2021/01/23(土) 01:59:51.43 ID:Lzw+Pkj+0
アパートに戻り、俺は二つのハンバーガーを見つめる。
この日、俺はハンバーガーを食べる気にはなれなかった。
なぜなら、俺の中で一連の出来事について、ある仮説――推理が完成しつつあったからだ。
男(あの店員はいつも店長に怒鳴られてた……。パワハラっていっていいぐらいに……)
男(ある日を境にハンバーガーをオマケしてくれるようになった……)
男(それと時を同じくして、消えた店長……)
男(オマケしてくれるようになってから、ハンバーグの味が変わった……)
男(オマケする理由……考えられるのは早く材料を使い切りたいから……)
男(間違いない……!)
推理が完成する。
俺は明日、この推理について直接あの店員と話すことに決めたのだった。
しかし、俺が再びあの店員と会うことはなかった――
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