【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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31: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:22:38.32 ID:lISAVCs00
彼女が靴を脱ぐ音が聞こえる。立ち上がって式台を踏みしめる音が聞こえる。一歩二歩と、確かに彼女が近づいてくる音が聞こえる。
廊下とリビングを隔てるドアノブが捻られるのを目の当たりにして―――何故か身をこわばらせる私の心音が聞こえる。
扉が開かれるまでにその理由が見つかることはなかった。


明「うぅ、寒かった......」

淡「おーよしよしメイ、元気かい?」

大丈夫、ちゃんと受け応えできてるっぽい。

照「明、久し振りだね」

明「お二人ともいらっしゃい」

明「淡さんも来てたんですね。それなら教えてくれればよかったのに」

淡「あははー、ゴメンゴメン」

京太郎「淡、毎回言ってるけど来る時は連絡してくれよ。色々と用意があるんだからさ」

淡「別に気にしなくていいのに」

京太郎「そういう問題じゃないんだけど......」

明「それお土産?私も食べたいなー」

そう言って放り投げられた鞄とコートが二次曲線を描き、危なげもなく無事ソファに着地する。
メイは私たちの囲む食卓へ腰を下ろすと、箱に入った小さな包装の一つに細い腕を伸ばして、

明「結局違うの買ってきたんだね......あ、これ美味しい」

照「でしょ?」フフン

京太郎「なんで照さんが威張るんですか」

照「私が選んだから」

淡「さてと、メイも帰ってきたし半荘打ちますか!」

京太郎「却下」

照「お父さんだって迎えに行かないといけないのに、そんな時間ないよ」

淡「なんでよ!面子集まったのに!」

京太郎「三麻が嫌だとは言ったけど、別に四麻なら良いなんてこれっぽっちも言ってないぞ」

淡「」

宮永京太郎、決して許すまじ。


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