【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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165: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/02/19(金) 00:58:32.67 ID:huUF1py00
【翌朝】


――― 長野県内 市街地


二日酔いの京ちゃんと淡に押し付けられる形でハンドルを握り、清澄から走ること一時間半。
城下町の面影を残す町並みの外れ、繁華街の喧騒から少し離れた公園の隣に到着する。
ごく薄く積もった雪の上でスタットレスタイヤが動きを停め、車のドアを開けて外に出ると、会場は観戦に来たらしい人々で込み入っていた。

淡「うぅ、寒い......」

京太郎「よーし、そしたら一丁応援行きますか!」

淡「キョータローは元気だねー」

京太郎「俺だって寒いしな。無理にでも元気出さないとやってられん」

淡「ふーん.........」

照「ほら、早く入ろうよ」


『長野県高等学校麻雀連盟 冬季選手権大会』


大きく看板の立ったホールの中は着ているコートが暑苦しいほどの暖かさだった。暖房が強いせいかもしれないし、ここに集まる人々の熱気のせいかもしれない。
受付で実行委員会の腕章を付けた男性からパンフレットを受け取り、目が痛くなるほど細かい字の対戦表を読みながら観戦室へ向かった。
最前面に取り付けられた大きなスクリーンへ牌が次々に写し出されている。ちょうど一回戦の東ラスが流局に終わり、これから南入しようというところだ。


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