【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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163: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/02/19(金) 00:56:53.95 ID:huUF1py00
そう言って淡がヨロヨロと階段を二階へと昇っていくと、リビングにはどうすれば良いかも分からず呆然とするだけの私が取り残された。
差し当たっての重要事項はこれから食べる夕飯だが、朝方「昨晩の出費が痛いんで今日は俺が作ります!」と言い切った男は目の前でいびきをかきながら眠り続けている。


ガチャッ

明「ただいまー......ってお酒臭っ!」

照「あ、おかえり」

明「何これ?!あーもうお父さんったら、何処にこんなにビール隠してたんだろ」

明「買い置きすると飲みすぎるからダメって言ったのに」ハァ

照「暇だったから淡とずっと飲んでたらしいよ」

明「淡さんまで......それより、この調子だと晩ご飯はできてないってことだよね」

明「お米も炊けてないし材料も買ってないし.........スパゲッティでもいい?」

照「私は食べられれば何でもいいけど」

明「ならすぐ作るからちょっと待っててね」

照「疲れてるでしょ?私がやるよ」

明「だいじょーぶ。お姉ちゃんに任せるとなんか危なそうだから」

照「」

些細な一言に傷ついた私には見向きもせず、コートを脱いだ明は椅子に引っ掛けられたエプロンを前からかけた。
何というか、年上としての威厳というものはどうやら私にはないらしい。


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