【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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154: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/02/18(木) 20:59:10.95 ID:Lgjy4hQ60
――― 宮永邸


照「ただいま」

シーン

照(......誰も居ない?)

時刻は間もなく七時台へと差し掛かろうとしている。太陽はとっくに沈んだし、そろそろ京ちゃんが夕飯の支度をしていてもおかしくない頃合である。
しかし見る限り私が今いる玄関以外の照明は全て落とされたままで、台所はおろか家中から物音の一つも聞こえないのだ。

とはいえ休日だし京ちゃんや淡が何処か出掛けていてもおかしくはない。
「連絡の一つくらいはしてくれてもいいのに」とも内心に浮かべる私のそうした推測は、リビングの扉を明けた瞬間に棄却された。


淡「Zzz.........」

京太郎「......ムガッ.........Zzz.........」


壁のスイッチに手を掛けた途端、向かい合って座ったまま突っ伏す二人が照らし出される。それから食卓には累々たるビールやカクテルの空き缶。
彼らが白昼堂々―――何時からかは知る由もないにしても、少なくとも日が落ちるよりずっと前から酒盛りに興じていたことは火を見るより明らかだった。


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