【アークナイツ】フロストリーフ育成計画【安価あり】
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名無しNIPPER
[saga]
2021/01/28(木) 08:08:29.11 ID:CvimCBNEO
「あたしも同じように死ぬんじゃないか、って?」
「………!」
まるで心を読まれたように、次の言葉を取られたフロストリーフは、パッと老婆の顔を見る。
「あたしは年寄りだが、病気には生まれてこの方一度も罹ってないんだ。あと二十年は生きるよ」
「だからさ、そう怯えないでいいんだよ。お前さんには、ブランクっていう守ってくれる若造が、家族がいるんだろう?」
「………っ!」
「家族…か…」
自分を養うために、自ら死地に向かうブランク。
彼を何と呼べばいいのか、フロストリーフには分からなかった。
血は繋がっていないし、ブランクには金で買われている。
ただの所有物だと、何となく思っていた。
たった数日、されど数日。
短い間しか共に過ごしていないが、その優しさは肌で感じている。
だが。
「………」
「…ブランクがそう思ってなければ、意味がない」
もし、ブランクが家族だと思っていなかったら。
そのもしもを想像し、フロストリーフは冷静さを取り戻した。
フロストリーフとブランクでは、倍以上年齢が違うのだ。
この数日の感じ方も、違うはずだ。
だから、フロストリーフの思っていることと、ブランクの思っていることが一致するとは限らない。
「なら、帰ってきた時に訊けばいいさ。それが一番確実だよ」
「…それは、その時に考える」
否定されるのが怖いから、今は考えるのをやめておこう。
返事をしながら、フロストリーフは心に蓋をした。
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