11:名無しNIPPER[sage saga]
2021/01/16(土) 00:25:31.69 ID:0AX4RGCcO
十代「遊戯さん。多分このカード使えないやつですよ?」
アテム「そ、そんなことはない!俺達が気づいてないだけで、きっと何か上手い方法があるはずだ!」
十代「上手い方法ですか…」
アテム「くっ…!」
アテム(まずい。もはや十代はパラディンを使えないカードとしてしか見ていない…!)
アテム(何か…何かいい方法は──そうだ!)
アテム「十代!お前のHEROデッキならソードマンとの相性もいいし、パラディンも上手く使いこなせるんじゃないか?」
十代「まあ遊戯さんの言う通り、ソードマンとは相性がいいとは思いますけど、パラディンはちょっと…」
アテム「──それなら遊星!お前のシンクロデッキならどうだ!?」
遊星「…確かに俺のデッキならシンクロモンスターの素材として使えなくはないと思います」
アテム「よし!それなら──」
遊星「ですが、パラディンを無理矢理シンクロ素材にしたとして、それが遊戯さんの言う“使いこなした”ことになるのかどうか…」
アテム「!」
アテム(──そうだ。相棒は俺にサイレント・パラディンを“使いこなす”ように言ったんだ…!)
アテム(だからきっと相棒はパラディンを何かの素材やコストにすることを認めてはくれないだろう──)
十代「あの…遊戯さん。今回ばかりは流石に無理なんじゃないですか?」
アテム「…いや、俺はここで諦めるわけにはいかない」
アテム(そう…これはあの時──理想と現実を懸けて闘った時と同じだ)
アテム(俺はあの時と同じように、相棒にこの思いを伝えなければならない──!)
アテム「俺は決闘者としての誇りを賭けて、絶対にこのカードを使いこなしてみせるぜ!」ドン☆
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