97:名無しNIPPER[saga]
2021/01/15(金) 21:38:07.18 ID:+gLJjSpd0
みほ「こうして、カレー大会は河嶋先輩の優勝で幕を閉じました」
みほ「初出場で、それも強豪を降(くだ)しての優勝ということでこのことは大きく取り上げられ、大洗女子はカレーでも名を上げることになりました」
みほ「校内の反響もすさまじく、大会でのカレーをぜひ学食で取り入れたいと大騒ぎになりました」
みほ「でも、あれは大会用にかなり贅沢をした特別メニュー。そう簡単に出すことはできません」
みほ「それでも、何とか食べたいという要望にこたえ、生徒会はある提案をしました」
みほ「それは『金曜日だけにあのカレーを提供すること』でした」
みほ「逆転の発想というか、原点回帰というべきか、このアイデアは大成功。金曜をカレー曜日としてあらためて認知させることに成功したのでした」
みほ「ですが、生徒会の仕事はこれだけで終わりません」
みほ「会長の華さんは、先代の角谷会長たちのカレーと、大会で知ることができた先々代の生徒会のカレー、この2つを超えるカレーを開発中だそうです」
みほ「最初は手探り状態の華さんでしたが、沙織さんや優花里さん、それにわたしや麻子さんの手助けもあって、徐々に形になってきているようでした」
みほ「完成したあかつきには、生徒みんなを巻き込んだ、大がかりなカレー大会を開催する予定だそうです」
みほ「あ、河嶋先輩の進路ですが、カレー大会の実績が内申にも加味され、大きな一歩となったようです」
みほ「ただ肝心の学力に心配点があるということで、角谷会長と小山先輩がつきっきりで勉強を見てあげているそうですよ」
みほ「ちなみに、この大会が終わってすぐに戦車道の冬季大会『無限軌道杯』が開催される運びとなったのですが」
みほ「その結果はまた、別のお話です」
おしまい
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