41:名無しNIPPER[sage saga]
2021/01/15(金) 20:30:06.21 ID:+gLJjSpd0
マリー「ま、それは置いといて、うちはカレーのスープを用意したわ」
ノンナ「おやこれは……」
カチューシャ「なによこれ。カチューシャが知ってる北海道のスープカレーとはぜんぜんちがうじゃない」
クラーラ「スープなのに熱くありません。むしろ逆に、冷たいスープです」
ダージリン「この味と舌触り……ヴィシソワーズね」
マリー「そのとおり。要はジャガイモを使った冷製ポタージュだけど、それにスパイスを加えてカレー風味をととのえた特製のスープ。その名も『BCソワーズ』よ」
押田「マリー様は猫舌でいらっしゃる。それに、食事もゆっくりと楽しまれるお方だ」
安藤「なので熱いうちに食べきる必要がなく、かつ、お腹に重くたまらないカレー料理があみ出されたのだ」
梓「上品な味〜っ!」
あや「暑い夏に激辛カレーかっこむのもいいけど、これは涼しくなりそうな感じがするね!」
みほ「冷たいカレーなんて、生まれて初めてかも」
杏「こりゃ盲点だ。いままでだれもカレーの『温度』については触れてこなかったもんねえ」
華「ええ。それにジャガイモや玉ねぎなど、カレーの材料で作ってあるところが見事です」
押田「ちなみにジャガイモがフランスで料理に使われるようになったのは18世紀後半から。その際にルイ16世とマリー・アントワネットの国王夫妻がジャガイモの普及に一役買ったという話がある」
安藤「栄養学者のパルマンティエは飢饉の対策としてジャガイモの有用性を訴え、国王ルイ16世に協力を要請した」
押田「ルイ16世は手始めにヴェルサイユ宮殿の外にある畑にジャガイモを植えさせたのだが、そこである工夫をした」
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