【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 11巡目
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652: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/02/09(火) 23:28:44.52 ID:n12orlWI0
ぼくの彼氏だよー
ユウナ「あ! そうだお姉ちゃん!」
アイナ「……今度は何」
静かに食後のコーヒーを飲んでいるアイナさんにユウナは声をかける。
ユウナ「そこの狐のお面被ってるワイ――じゃ、じゃなくてエクスって子いるでしょ?」
ワイズ「ん?」
ユウナ「ぼくの彼氏なんだー、えへへ」
アイナ「ぶふぉっ!?」
ドロシー「ひゃぁあ!?」
――そんなことを簡単に言われるだなんてまるで予想していなかったようで、お姉さんはコーヒーを吹き出した。
アイナ「おっ、えっ! えほっ! えほ、ごほっ!!! んっ!」
むせにむせにむせまくったみたいで、とんでもないくらい咳をするお姉さん。咳をしながらも、何とかハンカチを取り出しコーヒーを拭く姿は、何ともまあキチンとしている性格だなぁと思うしかない。
ユウナ「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!? だ、大丈夫!?」
アイナ「だ、大丈夫ぅ……ごほ」
目尻に涙を浮かべながら、手の甲で口元を拭うと――お姉さんは、僕の方をゆっくりと向いて――。
アイナ「――――」
ワイズ「ひっ」
――この世の物とは思えないくらい、睨まれた――ような気がした。
そういう、雰囲気だった。殺気とか、そういうのじゃない――もっとわかりにくい。ごちゃついた、僕が理解していい気持ちじゃない何かを向けられた。
怖い。怖い。怖い。
アイナ以外の好感度が1上がりました!
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